フェイジョアとは

 南米原産の果樹で、フトモモ科の常緑低木。高さは4~5mほどで、庭木としてもよく使われる木です。実の収穫期は、10月下旬~12月上旬。
 果肉は白色で味と香りはパイナップルに似ていて、洋ナシのような味覚・食感が特徴です。耐寒性があり、日本では北関東まで露地栽培ができます。

ビタミンCがたっぷり

 フェイジョアの成分は、ビタミンCのアスコルビン産が、キウイとほぼ同じぐらい含まれていることが分かりました。
 また文献調査では、フェイジョア果皮の成分がピロリ菌に対する抗菌性など、病原性細菌や真菌に対する抗菌性についての記述が多く見つかっています。

神奈川県西部・足柄上郡大井町の特産果実「フェイジョア」。
なぜ、全国でも農作物として栽培されている例が少ない南米原産の果実が、大井町の特産となったのか――――その歴史は50年程前に遡ります。